TMR-01 Shaula PMより
皆さん、能代宇宙イベントお疲れさまでした。夏が終わりましたね。TMR-01 ShaulaのPM田村です。
今回の機体はTMR Projectの2機目の機体でした。TMRの説明は2019年3月大島のブログを見てください。まずは機体の概要から。全長2220mm、機体外径116mm、乾燥質量8.845kg、使用エンジンはHyperTEK L350で、機体デザインはさそり座がモチーフになっています。
今回のロケットは初の試みが多かった。「自団体初のL型エンジンの運用」「リーフィング機構を搭載したロケットの打ち上げ」「ピトー管の搭載」「海打ち機体初のカメラ撮影」等々。打上結果を簡単に述べると、当日に多少のトラブルがあり、三度目のシーケンスである、8月21日10:50に無事打ちあがりました。テレメトリデータも無事受信。しかし、GPSがない。みんなで海をながめて探すこと5分、FTEの優秀なカメラマンが望遠カメラで発見してくれて一安心でした。
推定最高到達高度1600m(FTE高度記録更新!)、開傘衝撃力の取得に成功(FTE初!)、安全に機体の回収に成功(TMR-00 Polarisからの改善点!)と成果のあった半面、ピトー管からのデータ取得、カメラデータの取得そして、メインミッションであったリーフィング機構の運用、ピトー管からのデータ取得、カメラデータの取得には失敗してしまいました。次の機体TMR-02はどう改善されて、どんな新技術が立証されるのか今後のFTEのロケットが楽しみです。
FTEに加入して人生が大きく変わりました。そんな活動も今回の機体で引退。団体最高高度更新に加え、IST賞の受賞もした。思い残すことなく引退できます。FTEメンバー、先生方、共同打上実験運営陣の方々、ありがとうございました!
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