能代の10日間と自分の1年間🍛


8/15〜24で能代宇宙イベントに行ってきました🚀

2年前、自分がまだ1年生だった頃、先輩達の陸打ち機体が打ち上がるところを見ましたが、あの頃は当然のように打ち上がってるように見え、これが普通なんだと思っていました。自分達が上級生になった今では打上までに色んな過程を踏んで、当日も予期せぬトラブルが起こりうるということは分かっていました。それでも今年能代に来た1年生にはかつて自分が2年前見たように、当然のように打ち上がるロケットを見せたいという思いもありました。また、伊豆大島で打ち上がらなかったBEARは燃焼側のミス、ステムの固定が甘かったのは完全に自分の責任でした。能代まで遅延したBEARはなんとしても打ち上げたかったです。

Siriusは打上予定日は雨で中止、翌日も風が止まずに中止、その次の日は厳しい時間の制限もありながら打ち上がり、結果は弾道落下という悔しい結果に終わりました。

BEARの方はリハで無線のランチコントローラが壊れ、有線は昨年同様長さが足りずに伸ばす作業が必要でした。Siriusが打ち上がった喜びで遅くまで飲んでたら翌日二日酔いの中有線を伸ばす羽目になりました👼

打上当日、普段リークの起こらないN2ラインでリークが起こり焦りましたが、どうにか改善されて予定通り6時のXで打ち上がりました。
GSE展開中COREの電磁弁が壊れてしまい、余韻に浸る間も無く打ち上げ委託をFTEで受けることにしました。COREの人には個人的にお世話になっていたり過去にFTEが打上を委託したこともあったのでその恩返しが出来たのではと感じました。

そしてCOREのもう一機のきりたんぽも翌日FTEで打上げ支援をしてその甲斐あってか海打ち懇親会でMHIアワードの特別賞を受賞することが出来ました👏

受賞の場でも言いましたが今回推進系は結構厳しい状況で燃焼実験も自分たちでは出来ないとの事で秋田大に協力して頂き能代で燃焼実験を行いました。そこに至るまでに運営の方や安全審査の方に細かな調整して頂き、前田先生にも立ち会って頂き、自分たちの力ではここまで来れませんでした。関係者の方々本当にありがとうございます。

終わってみればあっという間で1年前の自分が想像しないくらい成長して、7期のみんなとも会う機会が減ってしまいます。大学生活の中で中心だったものがなくなってしまい少し寂しいですが、これからは自分のやりたいことを自由にのんびりやっていきます。後輩達には自分たちよりももっと成長して、伊豆大島でもバッチリ打ち上げて欲しいですね笑


7期 燃焼班長 川上洸一













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